近年、シリコンバレーで注目を集めているのは、なんと廉価版ロボットアーム!
さまざまなプロジェクトが次々と立ち上がり、その背後にはスタンフォード大学の学生たちが開発した革新的なオープンソースAIロボットアーム「Aloha*」の存在があります。
Excited to announce Tau Robotics (@taurobots). We are building a general AI for robots. We start by building millions of robot arms that learn in the real world.
— Alexander Koch (@alexkoch_ai) April 25, 2024
In the video, two robot arms are fully autonomous and controlled by a single neural network conditioned on different… pic.twitter.com/QCs5DsppYS
Alohaとは?
Alohaは、ChatGPTなどのAIシステムで話題のTransformer技術を駆使し、ロボットアームをAIで制御することに成功したプロジェクトです。この技術は、従来の制御方法を大きく進化させ、多くの可能性を秘めています。しかし、Alohaのキットを一式作成すると約450万円以上かかるため、一般のエンジニアにとっては手が届きにくい高価な存在です。
そこで、様々なエンジニアたちが廉価版ロボットアームを自作し、Alohaを動かそうとする挑戦が広がっています。たとえば、Koch-ARM*は、そんな廉価版ロボットアームの代表的なプロジェクトであり、LeRobot*はその動作やTransformerによる学習環境をサポートしています。
Transformer技術の魅力
Transformerは、自然言語処理や画像認識など、多岐にわたるAI分野で用いられる強力な学習方法です。その特長は、「自己注意機構」を利用し、文章内の単語同士の関係を同時に理解できること。これにより、情報処理のスピードが飛躍的に向上し、複雑なタスクを効率的にこなすことができるのです。最近では、ロボットアームの制御や最適化にもこの技術が応用され、ますます注目されています。
DYNAMIXELの人気
シリコンバレーでは、廉価版ロボットアームのサーボとしてDYNAMIXELが広く使われています。今、DYNAMIXELの330シリーズは品薄で、2-3週間待ちの状態に!その人気の理由は、扱いやすさやコストパフォーマンスに優れているだけでなく、Python SDKの存在も大きな魅力となっています。これにより、多くのAIプロジェクトがDYNAMIXELを採用しているのです。
実は、私も今まさにロボットアームを手作り中🤗
これからの進展が楽しみです。
参考資料
Aloha: