【AIロボットカー Phase 1-3】CLASの"適用"をついに確定した

CLASの"適用"をついに確定した — Phase 1-3
Phase 1-2:みちびきCLASは本当に効いているのか? — 受信・伝送・適用の3段階切り分け →

AIロボットカー ・ Phase 1-3 ・ 2026年05月12日

🛰️ CLASの"適用"をついに確定した

前回残された「適用は未確定」の課題に、屋外3構成の実測比較で決着をつけた記録。

結論

F9P 単体

0.5〜1 m

補正なし・単独測位

CLAS 適用後

約 10 cm

carrSoln: Fixed 確認

屋外比較検証で、CLAS補正が実際にF9Pの測位演算へ適用されていることを確認した。前回残っていた「⚠ 適用は未確定」に決着がついた。

使用構成 — 3パターン

F9P単体 構成図
① 基準

F9P 単体

  • AN-168GL
  • スプリッターなし
  • ZED-F9P 直結
スプリッターあり 構成図
② 分配

CLAS(スプリッター有)

  • AN-168GL
  • PS-GNSS-2 経由
  • D9C → F9P
直結 構成図
③ 直結

CLAS(直結)

  • AN-168GL
  • スプリッターなし
  • D9C → F9P 直結

実機写真(構成② スプリッター有)

実機写真:D9XC(NEO-D9C)、ZED-F9P、PS-GNSS-2スプリッター、TOPGNSS AN-168GLアンテナ

比較結果

構成 hAcc carrSoln C/N0 ageDiff
① 基準
F9P 単体
0.5〜1.0 mNot used30〜45
② 分配
スプリッター有
約 0.10 mFixed35〜502秒以内
③ 直結
SNR 最大
約 0.10 mFixed40〜522〜5秒

CLAS収束の挙動 — "2分後に急変"

0分:0.6m、2分:0.2m、5分:0.1m、10分:0.1m

CLASは起動直後、単独測位と変わらない。約2分で急激に収束が始まり、5分で10 cmに安定する。

CLASが「遅れて効いて、一気に改善する」特性を持つため。起動直後の精度低下は正常挙動。

スプリッター有りでも10 cm達成

35〜50
スプリッター有(PS-GNSS-2)
数 dB のロスあり
40〜52
直結
SNR 最大・安定余裕が大

PS-GNSS-2経由でも最終精度は直結と同等だった。ただし直結の方がC/N0が高く、環境が厳しい場面では安定性の余裕が大きい。CLASの成否は「受信できるか」ではなく「適用できる品質か」で決まる。

3段階確認 — 今回で完了

STEP 1

受信

RXM-QZSSL6 確認。L6信号をD9Cで取得。

✓ 前回確定

STEP 2

伝送

Age of correction 更新中。D9C→F9P連携成立。

✓ 前回確定

STEP 3

適用

carrSoln: Fixed、hAcc: 0.10 m。測位演算への適用を実測確認。

✓ 今回確定

次のステップ

Phase 1-4 next

走行中の安定性

動的環境での精度維持・再収束時間の評価

Phase 1-5

精度の定量評価

実測座標との照合・誤差分布の可視化

Phase 2

ロボットカー実装

CLASをナビゲーションスタックへ統合

🛰️ まとめ

CLASは実際に測位へ適用されていた。
F9P単体 0.5〜1 m → CLAS適用後 約 10 cm
収束は約2分で開始、約5分で完了
今回、受信 → 伝送 → 適用の3段階を実測で確認できた。